今のうちに
また全く宣伝にならないツイートをしてしまった橋ヶ谷です。なんやねん「こんな校長先生はいやだ」って。
さて、本日は「DV鑑賞」、「ダメ出しローテ」、「代役大会」の三本立てでした。
DV鑑賞というのは、昨日の通し練習を録画した映像をみんなで見ることです。決してドメスティックなバイオレンスを鑑賞しようという狂気の企画ではないです。
役者をする上で、自分の演技をお客さん視点で確認するというのはとても大切なことです。やっぱり演劇は、お客さんが観て面白いと感じていただけないとですからね。
ダメ出しローテは、要はアドバイス大会です。先輩方は優しいので、名前に反して褒められることのほうが多いです。うれしい。
代役大会は名前の通りです。代役の演技を見て本役の参考にするという目的はありますが、娯楽性高めの会です。自分は今回、けっこうふざけたつもりだったのですが、先輩曰く過去一真面目な代役大会だったそうです。真の代役大会とは一体…。まあ、演劇って真面目にふざけるものみたいなところありますからね。
さてさて、最近の笛にっきを振り返ってみると、先輩方が「後輩かわいい」と書いてくださっていて嬉しい限りです。(一ヶ月くらい前は振り返ってキレそうになってたくせに)まあもちろん、お世辞であるとか「おめーみたいな野郎はかわいくないわ、かわいいのは違うやつだわ」という可能性もあるのですが、そんな心配をしなくていいくらいの安心感と信頼感が先輩方にはあります。実際自分が先輩方と過ごした時間はそんなにないはずなんですけど、体感的には長年過ごしていますね。それはひとえに先輩方の人柄がなせる業なのでしょう。
…そして、考えたくないけど考えざるをえないこと、それが四年生の卒業。直接聞いたことはないですが(聞いたら本当になってしまう気がして)、今回の公演が終われば四年生の方々は笛の活動から退かれるのかなー、と薄々。
こんなに心細いことがあるでしょうか。早すぎる。例年だったら次の公演も同じメンバーでやることになっていたのだろうけど…
もしも、コロナウイルスが流行していなかったら。本当だったら。
本当だったら、去年の今頃には今と同じくらい先輩方を好きになっていただろう。本当だったら、三回くらい先輩方と劇をやって。本当だったら、今頃自分たちの劇を観に来ていただいて。本当だったら…
本当だったら?
いや、「本当」が今の状況だろう。そう、これが現実。
…そうと分かれば目指すはひとつ。今回の公演を先輩方といいものにしよう。残念ながらできるのはそれだけ。コロナを消して過去に行くことはできないですし。
まあそれに、三年生の先輩は残ってくださるはずですし。どれだけ心強いことか。それにそれに、二年生のみんなもいますし。クセは強いですがなかなか頼りになります。
そして何より、今楽しいですから。だから虚構の世界を妄想する必要はない。
まあともかく、最近幸せですね。笛に入ってよかったと思う日々です。幸いなことに、もう少しこの日々が続きそうなので、日々噛み締めて生きたいです。おしまい。
うーん、いつもとは違う方向性でキモチワルイ文になってしまいましたね。長いし。それに「なんかこういう文書くには時期早くない?」と思われるかもしれません。その通りなのですが、公演直前にそんなこと考えたくないなーと思いまして。まあそんなこんなで…
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劇団笛令和3年度新入生歓迎公演
『贋作・不思議の国のアリス』
作・松本大志郎 演出・杉本涼真
7月15日(木)20:00開演
7月16日(金)19:00開演
(30分前から入場可能)
@大学会館大ホール 入場料無料
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あ、そうそう、「橋ヶ谷の布教タイム」やります。団員数名によって公認(というか共犯?)になりましたし。いやしかし、自分の発言で後に続く人までも布教しだすとは思いませんでした… なんかすみません。『宝石の国』でパパラチアも「清く正しい本当が 辺り一面を傷つけ全く予想外に変貌させるかもしれない だから冷静に慎重にな」と言っていたというのに… というわけで第一回は『宝石の国』です。(強引過ぎない?)
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<橋ヶ谷の布教タイム1>
『宝石の国』
●センチメンタルなときに読んでほしい沼作品!
『宝石の国』は月刊アフタヌーンに連載中のマンガ。作者は市川春子。アニメ版の制作はオレンジ。
あらすじは…「読んで」と言うしかない、という感じの独特な世界観の作品。とりあえず、人の形をした宝石たちが主な登場人物。主人公はフォスフォフィライト。実在する鉱物である。(ちなみに、アニメ化の際に各宝石のペンダントが発売されたのだが、フォスフォフィライトのペンダントは324万円であった。)
個人的には、まずアニメから入ることをおすすめする。(市川春子の描き方は独特でややわかりづらいから)アニメは3DCGなのだが、「え、国産の3DCGアニメは苦手なんだよね」という方もいるかもしれない。しかし、本作は「日本の3DCGアニメのターニングポイント」評されることもあるほど、自然な仕上がりになっている。3DCGが苦手な方でも一見の価値ありであろう。
さて、『宝石の国』で他に特筆すべきことといえばやはり、「悪い方向にしか進まないストーリー」であろう。観て(読んで)いると「つら…」となること間違いなし。是非ともセンチメンタルなときにおすすめしたい。大変な精神状態になるかもしれないが、あの独特な世界観という沼にはまること間違いなしだろう。
今度こそ終わり。もしここまで読んでくださった方がいらっしゃったら感謝申し上げます。
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