布教は精神に良い。
永遠のモラトリアムに浸っていたい。
4年生の抱です。こんにちは。
昨日は道具作業でした。切ったり塗ったり、少人数での作業だったので比較的ゆったりと進めていきました。代表が前の笛にっきで詳しく書いてくれるだろうと言っていたのですが、そんなに細かく書くようなことがないので非常に困っています。
色塗りの作業では乾くのを待つ時間があります。乾く前に上から重ねると、最初に塗った塗料も剝がれてしまいます。塗装が乾くのを待つ間は各々部屋の中で自由にくつろぎ、他愛もない話で時間を潰しました。
素材によって乾くスピードに差があります。当たり前ですね。塗料を吸収しやすい素材、しにくい素材がある。
パソコンに携わる仕事をしていて思うようになったのですが、モノも人間も同じなんですよね。人間が休息を必要とするのと同じように、機械もときどき休ませないと壊れてしまう。塗料を吸収しやすい素材としにくい素材があるように、人間も知識を吸収しやすい人とそうではない人がいる。
だから何ってことはありません。ただのしょうもない気付きです。
今回も一つ布教させてください。
前回ご紹介した田村由美先生の『BASARA』という作品です。ジャンルこそ少女漫画ですが、少年漫画的な世界観を持っている漫画です。
~あらすじ(一部Wikipediaより)~
舞台は滅亡の危機を迎えた地球。数百年後、山陰地方の砂漠の村に双子が生まれる。双子の兄タタラは”運命の子”と予言され、妹の更紗は常に「タタラの妹」としてしか見てもらえないことに寂しさを募らせていた。タタラの元服の日、国王の末子赤の王の軍勢によってタタラや村の長が殺害される。村が絶望に包まれる中、更紗はタタラの代わりとして立ち上がる。正体を隠してタタラとして生きることを決めた更紗は白虎の宝刀を携えて、赤の王を倒すべく旅に出る。
30巻弱あって、主人公更紗の旅は日本全国にわたります。行く先々で沢山の試練に巻き込まれながらも懸命に生き、その生き方が沢山の仲間を導く。時には大切な人を失いすべてを見失うこともある。それでも彼女は運命の荒波にもまれながら歩いていく。
小学生のときにのめりこんで、一時期ずっとこの漫画を読みふけっていました。親に「あんたの頭はBASARAでできとるな」なんて言われたのはこういうことです(前回の笛にっき参照)。事実、幼い私にとってこの漫画は学校の勉強とは別種の知識を取り入れられる媒体でした。歴史についても、雑学についても、生き方についても。この作品が私の人生のバイブルと言っても過言ではない。愛が重い。
何年もまともに読めていないので記憶はところどころ欠けていますが、それでも私の心をとらえ続けて離さないシーンがいくつもあります。ブログ一本じゃ語りつくせないくらい。
最重要人物といって差し支えない踊り子がいるのですが、彼は光に対する影のように更紗を見守り続けるんです。思い出すだけで美しくて儚くてしんどい。人生で一番の推しかもしれんって思ったけどそう言った瞬間なんか安っぽくなるから推しという表現もすべきじゃない……。いや愛が重すぎる。
もうこんな時間か……。今日はこのくらいにしましょう。語ると際限ないので…。
今日も練習頑張って、本番の日に良いものをお届けできるように精進していきますので、どうか見守っていてください。
では。
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劇団笛令和3年度新入生歓迎公演
『贋作・不思議の国のアリス』
作・松本大志郎 演出・杉本涼真
7月15日(木)20:00開演
7月16日(金)19:00開演
(30分前から入場可能)
@大学会館大ホール 入場料無料
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