舞台監督のすゝめ
どうもこんにちはこんばんはおはようございます!本公演で舞台監督を務めます、4回生の藤井です。……ん?笛に藤井たくさんおるんか?……いえいえ、全部同じ藤井です。
書きすぎだろ!!!!!!!!!
すみません。
いやあ、書くつもりはないんですよ?担当以外は。それが気が付いたら更新しちゃってるんですよ~。困りましたね……。まあ、うん、伝えたいことは伝えたいときに的なね?そういうところあるじゃないですか、だから許して下さいあと今日は正規の当番ですから!!!
仕込み、本番はエディターと代表で回すことになっています。
なので明後日(もう明日か)はまた私!はいずっと俺のターン!!!!!!!!
そろそろ駄文ばかり読ませて申し訳ないので、少しでも実のある話ができるように、正規の当番の時くらい頑張りますね……。
「藤井唯」個人としての笛にっきは終えました。なので、今回はエディターらしく「舞台監督」としての笛にっきを書こうと思います。基本舞台監督補佐と演出助手には回してなかったと思うので、(回した時もあったけど)あくまで「舞台監督」として言葉を紡ぎます。
(補佐も助演も私だからもう何も関係ない気がしますけれども!!!!!!)
では、舞台監督回、スタートです!
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「舞台監督」と聞いて皆さんは何を思い浮かべますか?
演劇経験者であれば、「結構大変な仕事」「縁の下の力持ち」「労力のわりに報われない」などの感想を持つかと思います。
あのね
そのイメージ、今ここで塗り替えさせてください!
舞台監督の仕事。やることはたったの一つです。
「みんながいつも通り過ごせるようにする」こと。それだけ。
思えば2年生の春からずっと舞台監督をやってきて、まあきついこともうまくいかないときも、自我が邪魔するときも、色々ありました。たぶんなんだかんだ今が一番舞監らしい舞監ができているんじゃないかと思います。迷惑はかけっぱなしですが。
みんながいつも通り過ごせるようにするために、
①毎日練習「前夜」に次の日の集合時間と練習場所を連絡する。
②練習場の鍵を取る。
③公演全体の大まかな計画を立てる。
④公演日から逆算して各部署(音響や照明、情報宣伝などなど)の大まかな目処を立てる。
⑤演出と相談して練習場や練習計画を詰める。
⑥1人1人の仕事量やコンディションに常に気を配る。
⑦各部署の進捗を随時把握する。
⑧練習のタイムキーパー、仕切りをする。
⑨役者の出ハケをまとめる。
⑩各種学館実験や仕込みのプランを作る。
⑪公演日に忘れ物がないよう、持ち物リストを作る。
⑫平日公演の場合は全員の空コマを把握しまとめる。
⑬全Qシートと呼ばれる、役者・音・照明・(道具・小道具)のQ(きっかけ、動き)をまとめた資料を作成する。
⑭遅刻欠席を取りまとめる。
⑮1人1人の事を常に見る。
まあ、ざっくりこんなことをしています。思いつくままに書いたので統一感がありませんが、大体こんな感じです。
文章にすると長いですが、実際やってみるとそんなに……です。
いかんせん私は大雑把なところもあるので、経験則で自分に合うように端折ったり増やしたりしています。
ただ、自分中心で考えるとうまくいかない役職です。自分がやりたくなくても、みんなのためになることはいくらだってあります。そこの手を抜くのは怠慢であり、傲慢でもあり、巡り巡ってお客様への冒涜になります。
自分が手を抜くことで全体の進みが少しずつ悪くなり、焦りが広がり、演技に支障が出る。裁量次第で割と公演が左右されると思います。
まあ、手を抜くのと効率化は別物ですから、プラスの還元が見込める場合は効率化を目指して仕事の仕方や内容を変えるのも全然ありですね。
伝統から何を変えたのか、自分なりにどう工夫したのか。
うーーーん、なんでしょうね(なんでしょうね……?)
何回か舞監やりましたが、公演メンバーは引退やら入団やらで変わります。ですので、舞監も柔軟さをもってそのメンバー(チーム)に合った働きをせねばならないと思っています。
なので、私が舞監をやる時私が独自にやる仕事内容は微妙に違います。
だ か ら 覚 え て い ま せ ん
は????????????????
すみません、嗅覚で仕事しています。
といっても、引継ぎはしっっっっかりせねばならんので、脳の引き出しを探りましょうかね。もー、いまだに脳みそを引き出しにしているのが時代遅れ。USBでもつけとけ。Type‐cで頼む。
書類作成についてはデータで引き継げるので省略。特に私が考えた仕事でもないし。
あ、そうそう毎日の連絡だけれども、笛は「笛メ」といってメールを回すんですよね。
でも、毎日来てたら飽きるじゃないですか。飽きて未読が続いても練習場所が変わったり集合場所がいつもと違ったり、そういうことが起きたら困るわけです。
「どうせいつも通りでしょ」と思っても、そうじゃないときがきたら困りますよね。
LINEで言えばいいんじゃ?と思ったそこの貴方!
確実にそれで把握してもらえるのであれば、それでいいとは思います。
まあ、その時のメンバーに合うようにやりゃあ良いんですが。
集合時間直前にそういった大事な連絡を知っても、結局遅刻からのシーン練の計画がずれ込んで……という風になりますよね。防げるなら、防ぎたいですよね。
「読んでもらう」
これを意識して書かにゃならんのです。……と個人的には思っています。
まず、開いてもらう。
だから最初に他愛もないどうでもいい話をぶっこむんです。1行2行。
ま、これはただの伝統ですし理由は私なりに考えた答えなので、あってるかどうかは知りません。ただ単に私が最初のひとことを考えていて楽しいからやりました、はい。
あとは、うーんみんなが学業と両立できるように、見通しを立てやすくする方法を何度も考えました。
私が舞監をやりだす以前までは、本当におおまかな公演日までの計画のみだったのですが、部署同士の動きが分かりにくい(これは未だにかもしれませんね)、プライベート・学業とのバランスが取りにくい(細かいところまでわからないため)などいろいろ課題が出てきまして。
なので、なるべく細かい日程表を作って役立てたい人は役立てて、という形にしました。
まあ、こんな感じで割と柔軟に対応してみました。一応伝統のデータは存在しますしきちんと引継ぎはするんですけど、そのうえで工夫してもらえたらと思います。
気づけば堅苦しい話になってましたねえ。これじゃああのイメージを払拭できないじゃないか……。
ま、そんなこんなで一見本当に大変そうだと思うんですけど、大変です(素直)
じゃあなんでずっと舞監をしてきたのか?
演出みたいに表立って感謝を伝えられることもあまりなく、作成した書類も公演が終われば紙くずと化し、そもそも見ない人は見ないだろうし、でもなかったらやりづらいだろうし、率直に言えば大変は大変なのです。目に見えない仕事も多いし。
でもね。
私が舞監やっててよかったー!!!ってなるのは、仕込みが終わったとき。
時間通りにいったり、役者や裏方がいきいきしていたり、「公演頑張るぞ!」ってなってたり、多少時間が押してもやるべきことを終えられたり、とにかくみんなが「あれは大丈夫かな、これは大丈夫かな」って演技や演出以外の部分で不安にならないように出来たら、それ以上の喜びはありません。
空気みたいに支える、そんな存在になれたら万々歳なのですが、みんな優しいので色々やってること知ってくれているみたいです。……え?私が分かりやすいだけ?
またまた~。 ……うう、仕事量で気を遣わせたらまだまだなんですよお……
ま、こんな形もありか~(ポジティブシンキング)
ただまあ、練習場の雰囲気を壊す舞台監督はド三流だと思っているので、きつい時でも気持ちの切り替えをすることは自分のルールとして常にあります。ただのプライドなんですけどね。自分の機嫌は自分で取らなきゃですねえ。
とかいいつつ、練習場で笑顔でいられるのはみんなのおかげだったりします。
結局はみんなの力で公演を打っているわけで、役者だろうが裏方だろうが、誰一人かけちゃいけないんだよなあ、って改めて思います。
笛は役者も裏方の作業をします。裏方なくして舞台は成り立ちません。だから、こういうことも、きちんと知っておいて欲しい。
役者をより輝かせるのは裏方だ。裏方をより輝かせるのは舞台監督だ。
決して「雑用」なんかじゃない。私のする一つ一つの仕事が、みんなのする一つ一つの作業が、今日この日の公演の成功に繋がっている。
みんながいつも通りならば、お客様に魅せられるのならば、私は充分報われている。
「縁の下の力持ち」
元来は、無駄骨ばかりの苦労者、報われないといったマイナスの意味だったそう。
人文学部らしく、日本国語大辞典を読んでみました。
転じて、今では人のために陰で苦労、努力をするといったプラスの意味で使用することが多い。
私が「縁の下の力持ち」になれている自信はないけれど、みんなに支えられたことの方がきっと多いけれど、舞台監督として何か1つでも笛のためみんなのためになっていたら嬉しい。
ちょっと大変な時もあるけれど、きっと楽しい。(上記の仕事内容は舞台監督補佐もお手伝いしてくれるのでだいじょうぶですよ)
色々工夫ができてみんなをそばで見守ることができる、そんな舞台監督のすゝめ。
笛ならばしんどくない。それは保証します。
みんなもどうですか?次は誰がするのかな。
君にしかできない舞台監督を楽しみにしながら、私は残り数日を舞台監督として全うしようと思います。
舞台監督、楽し~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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