牛乳の代わりにカルピスで料理してはいけない(戒め)
こんにちは、熊本の熊にジュビロ磐田の田と書いて熊田です。
今回は私の推しのライバーさんの挨拶を借りてみました。顔がいい、声がいい。いっそ語りたいところですがそんなことしたらブログが大変なことなるので泣く泣く割愛。
はい。スクランブルエッグ作りたいと思ったけど牛乳はない、買い物めんどくさいとなった結果、カルピスをぶち込みました。にわとりさんに申し訳なくなりました。
さて、今日はどんなふざけた記事を書こうかと思ってたのですが、今回は少し真面目な内容で書くことになりそうです。悔しい。
前回私がブログを書いた時にちょっとだけ話した内容についてです。一体どんだけの人が覚えてるかなーって感じですが…。「演劇の一番の魅力は自分以外の人間になれること」って話ですね。現実世界で自分が絶対に行わない行動を体験することができる、とかほざいてた私ですが、ちょっとそのことで問題に直面してしまったんですね。
役者として役をもらった以上、役作りってのは必要なもんです。役の年齢、経歴、性格、一つ一つのセリフに込められた感情、容姿…などなど。容姿に関してはイラストを描いてみる人もいましたね。私は画力がないので3Dキャラクターを作成できるアプリで作ってみてるのですが。
にしても無料のものだとどうしてもクオリティが落ちるんですよね。顔の細かいところが調整できない、体型の変更範囲に制限がある、等々。まあ要するに美男美女しか作れないし、パーツも限定されて満足いくクオリティにならないんですね。いいクオリティを目指そうものならお茶の間には出せないような年齢制限のあるお高いやつになるんですが…
ってそこじゃないんです。話が逸れました。話したいのはセリフに込められた感情についてです。「現実世界で自分が絶対に行わない行動」をする人間を演じる≒「現実世界で自分が絶対に行わない行動」をする時の感情を理解しなければならない、と思うんですね。
私が今まで演じた役は、思い返すと私とはかけ離れた性格、行動をした人間が多かったです。根性論を愛する熱血先輩、「普通」でない人間を迫害する国の長老、思い通りに動かない息子に暴力を振るった息子の別人格に挙句殺される父親…いや独特だな私。(おまけに息子を演じたのは女の子、それどころか当時の彼女。ますます殴れんわ。にしてもあいつ元気かな…はぁ、つら…ってそうじゃないんよ。)
当時は熱血先輩以外は心情を理解できず、ぼやっとさせたまま感覚で演じてました。高校まではそれで乗り切れる状況だったんですね。
しかし、今回そうも言ってられない状態になったのです。
恥ずかしながら私、異性との身体接触に慣れていない、というステータスを持っておりまして。接触があると平静を装いつつも声が震え出します。震えないよう意識したら挙動不審になります。これは演技上ひじょーにまずい。改善するには女慣れはもちろん、役の気持ちもちゃんと理解しないといけません。ネタバレになるので詳細は伏せますが、私が地球上で最も嫌いとするタイプの人間の気持ちを。死ぬよりも、生きる苦しみを常に感じながら生きなきゃいけない体になってほしい、ってくらい嫌いですね。うふふ。
気付いてしまいました。「自分以外の人間になること」は演劇の楽しみであり、同時に死ぬほど分厚い壁である、ということに。
がんばらないといけませんね。
めっちゃ真面目に書いちゃいました。このまま終わるのちょっと嫌なんで最後にふざけます。
(な〇でも鑑定団のナレーションの声風に)
演じる者と演じられる者、その光景を見届ける者。
理想だけでは生きてゆかれぬ現実の街。
あらゆる現実が崩壊する理想の街。
ここは長編台本が産み落とした惑星チキュウのドコカの市。
熊田の躰に染みついた下賤な感情に惹かれて、
危険な思想が集まってくる。
次回「離別」。
熊田が飲むサ〇ガリアのいちごミルクは甘い。
~装甲騎兵ボトムズ第2話「ウド」の予告、第3話「出会い」より~
それでは。
~ポッチャマとシンオウ地方を旅しながら~
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【劇団笛 令和3年度 冬公演】
『マリオネットに花束を』
脚本:藤井唯 演出:橋ヶ谷良太
日時:令和4年1月16日(日)
13:00開演・17:00開演
(30分前から入場可能)
場所:C.S.赤れんが ホールⅡ
料金:一般 800円 学生500円
(高校生以下無料)
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