間違える常識論
「今じゃなくていいやのタイムマシーンに乗っちまえば適当に時間を潰したまんま人生終わらせちまえるらしい」
(高橋優/「虹」歌詞より)
「挑んで失敗して繰り返す人よりも何もしないでそれをあざ笑う人ばかりなんだ他人の間違いという甘い蜜を貪り続けていくことは幸せなんだろうか」
(高橋優/「プライド」歌詞より)
こんばんは。冬は好きな方だったのですが、連日のこの寒さにはさすがに応えています。そんな藤井です。
今日は薄いシャツにニット、カーディガン、その上に上着、マフラーの四枚重ね着でもこもこしていました。練習の様子の写真を見ても私はまるまるしています。
服のせいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
決して肉が付いたとかそういうわけじゃありませんから!!!!!!!!!!!!!!
はい、そんなこんなでですね。今日も寒い中でしたが、練習しましたよ。
発声してワークショップ。
ワークショップは、「瞬時に物語作ってみよう!」と「論理付け感情エチュード」の二本立てで行いました。
「瞬時に物語を作ってみよう!」
輪になって、適当に文節で区切った文章を言っていき物語を創り上げていきます。瞬時に言わないといけないのでつじつまを合わせるのが大変です。あと、前の人が考えていることをくみ取るのがたいへん難しいです。
まあこれは単純にエチュードの前段階の練習にもなりますね。自分が話を作って引っ張って、相手の意向をくみ取って。どういうパスなら相手に伝わりやすいか、とか。やりこんでいくうちに色々なことを考えながら物語を進めていくことができます。
大人数でやるとこれまた楽しいです。
「論理付けエチュードワークショップ」
これは、普通にエチュードをやっていく中で、「〇〇(役名)悲しみ!」などのヤジががいやから飛んでくるので、指示された人はその感情を論理付けて演じるというものです。急に喜んだり怒ったりしてはいけない、ってことですね。「なぜ」をうまく伝えなければいけません。
結構止まるかと思っていたのですがみなさんスムーズでした。
まあ、ただ初めてやるヤツだったし難しいエチュードなので「喜怒哀楽」限定で設定も無難に行こうと画策していたのですが・・・。
おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
設定
「肉体」と「魂」
「脳」と「心臓」
「小学校低学年の兄」と「保育園の弟」
「ドラゴン」と「勇者」
「お母さん(男)」と「息子(15歳男)」
無茶苦茶やろがい…!!!!
とんだヤジ(変なやつ抜粋)
「慈しみ」
「天然」
「興奮」
無茶苦茶やろがい……!!!!
え、そしてなんでみんなそんなに適応してんの?え?私がおかしい?すみませんでしたね技量不足で!!!!!!!!(誰もそこまで言ってない)(悪質な被害妄想)
まあ、ちゃんとみんな論理付けできててよかったし見やすかったですね。
無茶苦茶な設定やヤジ達も、良い感じにみんなの刺激となり、壁となり、課題となり、見せ場となりました。意味のない過度な無茶ぶりはエチュードの狙いを崩壊させかねませんが、今回はちょうどいいバランスでやっていけていたんじゃないかと思います。ありがとうございました。
次はもっと今のエチュードの進行とは真逆の感情を言ってあげるとか、そういうちょっとした壁を与えたら良いかもですね。あとは前後の感情の流れをもっと自覚してはっきり表すことができたらいいと思います。感情って作る物ではないので、まあ難しいですね。突き詰めると大変このエチュードは難しいのです。
まずは基本の「喜怒哀楽」をちゃんとやりましょう。
基礎はしつこすぎるくらいやるが吉です。
で、稽古の方ですが。
なぜか演出さんじきじきに「一日演出」なるものに任命されてしまい。
ま、新鮮味が欲しいとのことでしたので私なりになんやかんややりました。
自分の役で鬼ごっこ。遊んでいるようで違います。もっと役者さんがそろっていればもっと楽しくもっとためになるかと。
セリフを言いながらリアルにキャッチボール。遊んでいるようで違います。
会話ができなくなった?と思った時は物理的にキャッチボール。案外いいもんですよ。
はい、私が演出をすると「遊んでるだけだろ!!!!」と怒られそうですが。
まあ真面目に遊んでみるのもいいんじゃないですかね。
真面目にバカになれってやつ。
ところで、「間違い」や「失敗」って皆さん好きですか?
まあ、好きな人なかなかいませんよね。
じゃあ、なんでですか?
さあ。どうしてなんでしょうね。
私は半々です。
間違うことは嫌い。変なプライドが邪魔して言う。
間違うことは好き。この先の可能性を見越して言う。
好きか嫌いかはよくわかりませんが、良いか悪いかは私ははっきり言えます。
間違いは良いもの。
私はそう思います。
そもそも、「間違い」と「失敗」の違いってなんでしょう。
細かい意味はおいといて、私なりに説明すると、
「間違う」
間を違える。つまり距離、アプローチ法を違える。二つの選択肢があったとして、もう一つの方が問題の解決には妥当だった。
「失敗」
失って敗ける。何もかもなくなって負けてしまう。ゼロになる。
そんなとこだと思います。
よく「失敗した……。」って落ち込んでいる人がいますが、大丈夫、失敗じゃなくて間違いだよ、間を違えただけだよ、って思ってみています。
そう、アプローチ方法がちょびっとだけ違っただけ。また別の問題があれば今した選択の方があってるかもしれない。そういうこと。
だから、間違いなんて本当は存在しないのかもしれません。場合が違えば選択も違ってくるのです。環境が違えば常識も違って来るのです。
一概に常識からはみ出すことを「間違い」だと言って来る組織があったとしたら、それはちょっとどうなの、と私は思います。
まあね、常識ってついつい使ってしまいがちだしルール守って欲しい時とかね、手っ取り早く言っちゃうんですよね。伝わりやすいし。で、それはみ出したら「ダメでしょ!」って。
ついつい。私もよく反省しています。
やっぱり、今まで生きてきた中での経験とか、そういうのでそれぞれの常識って異なってくるんですよね。それを忘れずに自分を押し付けすぎずいきたいものです。
「時間を守る」ってまあ常識だと思われがちですけど、別にその必要がない環境に行けばそれは常識じゃなくなるんです。
だから、時間を守らないことに対して言えるのは「ここでは、正当な理由以外で時間を守らないことは、みんなが目指している組織の在り方へのアプローチとしてちょっと違うんだよね」ってことですよね。
「ダレるのが嫌で締めたい」から「正当な理由以外では時間厳守」でいて欲しいよってことですよね。
まあ、ただの自省というか自戒なんですけど、めんどくさいから「常識」という言葉で丸め込もうとすると誰かを傷つけてしまうんじゃないか、とかいつもの心配性を発揮しているわけなんですが笑
ま、目指すものがあっていろんなアプローチ方法があって、その中から最適なものを探す旅が人生だとしたら、間違いなんて呼吸じゃないですか。
間違ってなんぼだと思います。間違いは怖くないから、舞台上で足を震わせる必要もない。大丈夫。って思います。
間違ったら迷惑をかけるかも?
いやいや、私なんて数々の人に迷惑をかけて生きてきまして……
いやもうゴミですかね私って……(こら、また!)
全人類私の事嫌いだろうな……
とかいうことを考えることもしょっちゅうなんですが、(めんどくさ!)
開き直るとすれば誰かに迷惑をかけない人間なんていないわけで、つまりはお互い様な訳ですよ。
人間関係なんて許容と譲歩の連続。許容範囲が似たもの同士が仲良くなれる。譲歩してくれている人がいるから良好にいられる。
私が楽しく後輩ちゃんたちと話したりご飯に行ったりできているのも、みんなの厚意と譲歩のおかげ。ありがとう。
気持ちのいい関係には甘えがちですが、自分が相手に我慢ばかりさせていないか時々考えすぎてしまいますね。
みんなに仲良くしてもらえることが嬉しいから、その嬉しさの代わりにみんなから迷惑を受け取りたい。どんどん迷惑かけてこ。少なくとも私は迷惑もらうことが趣味だよ。
大丈夫、大丈夫。
間違いは呼吸の常識論。
何が最適な選択だったか。
何が間違いだったか。
自分がした選択を正解にするのは自分なのか。
真相は、神のみそ汁(神のみぞ知る)
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おまけ
冒頭のシンガーソングライター高橋優さんの曲の歌詞は私が大好きな部分の抜粋です。
ちょっと高橋優さんについて布教させてください。良いですか?良いですよ。ありがとうございます!!!!!!
高橋優(たかはしゆう)
「リアルタイムシンガーソングライター」と言われる程、その時の感情や想いを率直に歌詞にぶつけうったえることが得意。彼の歌い方には熱がこもっており、多くのファンを魅了する。「素晴らしき日常」でメジャーデビュー。
有名どころの曲としては「明日はきっといい日になる」「福笑い」「ロードムービー(映画クレヨンしんちゃん主題歌)」など。
youtubeにもいろんなMVが公開されています。
では、高橋優さんの曲紹介をば。
〇みんなに聴いて欲しい!藤井唯のおすすめ曲
・「明日はきっといい日になる」
無難にいくならここから。元気が出る曲。
・「福笑い」
耳に残るメロディとフレーズ。外国の方も魅了した素敵な曲。
・「虹」
甲子園の主題歌にもなった。冒頭の歌詞紹介にも挙げた通り刺さる歌詞の羅列。
〇ちょっとマニアックにいきたい!攻めた曲を聴きたい!人向け
・「駱駝」
メジャーデビュー前の曲。youtubeにてフル公開されている。攻めた歌詞と感じる優しさがいい。
・「CANDY」
甘い題名に騙されてはいけない。曲を聴いて衝撃を受ける。実は優さんの実話らしい。きつい。感じる強さがいい。気が付いたら泣いてる。youtubeにてフル公開。
・「こどものうた」
これも題名に騙されちゃダメ。訴えかけるその歌い方がいい。血を出しながらギターを弾いている。youtubeにてフル公開。
〇単純に私が好きな曲
・「さくらのうた」
イントロから綺麗で大好き。春になると聞きたくなる。儚い。
・「ほんとのきもち」
Q10主題歌。歌詞が好き。最後の繰り返される「君が好き」の力強さよ。
・「シンプル」
花王ビオレCM曲。メロディがいい。歌詞もいい。最高。
あーもう全部好きです主に歌詞が!!!!!!!!だれかすべての曲を聴いて私と語ってライブ行ってください!!!!!!!!!ファンクラ会員です!!!!!!!
……つまらん長い布教にお付き合いいただきありがとうございました。
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冬公演まで気が付けば時間がない!?
頑張りますとも。
「元代表」という肩書をうまく使うとすれば、そんな私は笛のみんなが好きだということ。
いやいや、そんなことどうだっていいって思うだろうけど。
それは「間違い」ないから、この先どんなことがあっても思い出して欲しいな。
大した力にはなれないけれど。
はてさて、最後まで熱を冷まさぬよういきましょう。
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【劇団笛 令和3年度 冬公演】
『マリオネットに花束を』
脚本:藤井唯 演出:橋ヶ谷良太
日時:令和4年1月16日(日)
13:00開演・17:00開演
(30分前から入場可能)
場所:C.S.赤れんが ホールⅡ
料金:一般 800円 学生500円
(高校生以下無料)
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