初雪でしたね
それはそうとさむい
休日にはついに初雪が降りました。粉雪なので地面に落ちるとすっと消えてしまいましたが。その日の夜は0度でした。絶許~
舞台監督さん中心で、2場面ずつ通しながらの稽古。今回は動きの確認を主に確認してもらいました。動こう動こうとしたら、めっちゃセリフ飛ばしたことをここにお詫び申し上げます。
さむいのに水まわりの話。
今、ドンコという肉食魚の餌付けにチャレンジしています。ドンコは川に住んでいる手のひらサイズのお魚で、普段は砂底にいて、小魚やエビをぱくっと食べるハンターです。
この魚、基本動くものしか食べません。人口餌をあげてみるのですが、さっぱり無反応。餌が顔の上に落ちてきてもきょとんとしています。こいつただの阿呆かもしれない。
生きた餌については機敏です。ヌマエビの背後にそっと回り込み、一口で丸のみにしてしまいます。
それに人にとっても慣れるのです。飼い始めて1か月も立たないのですが、近くを通ると「エサか?これからエサなんだろ?」と言わんばかりに穴ぐらから出てきて、ヒレをぴんと立ててこっちを見てくるのです。いざピンセットでヌマエビを入れたら、よいしょと近づいてきて奪い取ります。かわいいね。
しかしね。餌がね…別のものも食べてくれんかな、干しエビとか。
もう一度言いますが、こいつは生きてないエサはてんで食べないです。仕方なく、休日に生きたエビを川でガサガサ捕まえてきてしのいでいたのですが、川の水は冷たいし、そろそろみんな冬眠してしまって見つからないし、人間もさむいので、こりゃいかんと奮起した次第。
事前に3日断食しているで、魚はおなかペコペコ。
濡れたさむいちり紙でつつんで干しエビをふやかすと、ピンセットでつまみ水中へ、生きている風を装ってエビをプラプラと揺らします。
すぐにドンコが泳いできて…食べました!おさかなくわえたドラネコ並みに機敏な身のこなしでピンセットから干しエビを取りました。
モゴモゴと口を開け閉めし、エラをパタパタとさかんに動かすドンコ。じっくりテイスティングしているのか、ずっと口をもごもごさせています。
20秒くらい経ちました。一向に飲む気配がない。あっれれーおかしいぞ。
あっ、これ…嗚咽じゃね?
ハッとした瞬間、口から粉状の餌の破片が飛び出しました。
あ゛?
ペッ
やめんか!
ウキウキで食べたくせになんで吐き出すんだ、離乳食中の2歳児かお前は。
エサは無残にばらばらになって砂の底に沈殿していきました。こうなったらドンコは見向きもしません。無念。
そもそも生きてても干してても、エビなんだから成分一緒じゃない?まあ、私だってスルメイカと思って口にしたイカが生き造りだったら絶対吐き出すけど…なんかひどいことしてる気がしてきたな
とか考えてると、すすすとドンコが寄ってきました。
「エサくれ」
さっきあげただろ!お前が吐き出したやつだよ。
もーーーーー
人口餌トレーニング、先は長いです。(このような格闘を2週間続けた結果、あげたら3分の1くらいの確率で食べるようになりました。根気って大事だね、拍手)来年までにちゃんと食べるようになったらなあ。
そろそろ年度末。最近、時間がビュンビュン過ぎていきます。振り落とされないよう頑張っていきたいです。
ではまた。
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