楽しいフランス語のすゝめ
お久しぶりです。笛日記を3回滞納しておりました篠田志保です。大変申し訳ございませんでした。
さてさて、三回連続で笛日記を書く場合一回真面目な内容を書いたらあとは劇に全く関係ないことでも許されると実家のおばあちゃんが言っていたので今回は劇に全く関係ないお話を書きます。
今週ついに一年間受講してきたフランス語が終わりました。二つの意味で終わりました。
全く知らなかったことを学ぶというのは中々に新鮮な体験でしたね。楽しかったです。理解したとは言ってません。
この日記も未来の山大生が見ているかもしれないのでね。劇団笛の知性担当としてぜひとも有用な情報を発信していこうということで、今日はフランス語のことについて書いていこうと思います。
まずフランス語というものは、単語こそ違えど構造的には英語と結構似ているんですよ。しかし大きな違いとして、女性名詞と男性名詞というものが存在します。(他のヨーロッパ諸語にもあると思うんですけど)
フランス語でいうと、男性名詞にはle(ル)、女性名詞にはla(ラ)がつくんですよ。
(他にも色々あるんですけど覚えてないのでこれで許してください。)
そしてこの分類がまあアバウト。なにか規則があるわけでもなくフィーリングでして、欧州の人たちはこれ込みで単語覚えてんのかよ、天才かよと思います。
授業でよく抜き打ちテストみたいに「この単語をフランス語で言ってください」タイムが来るんですけど、単語も覚えていないのに名詞の性別なんて覚えている訳がない。最初は「ル」と「ラ」の間の発音で誤魔化す小細工で抵抗するんですけど、「サケンデクダサーイ」って言われたらその瞬間もう1/2のギャンブルが始まるわけですよ。ちなみに私はほぼほぼの確率で間違えて怒られます。雑魚の賭ケグルイです。
そしてそして、フランス語で私がどうしても解せないことがあります。
フランス語の前置詞なんですけど、「sur」が「~の上に」という意味で、「sous」が「~の下に」という意味になっているんですよ。
そしてこいつらの発音が、「スウ↑」と「スウ↓」。
はい。
おかしくないですか?違いがイントネーションだけって。
か弱き日本語話者へのいじめでしょうか。
全く関係ない分野の単語なら文脈で読み取れるからまだ許せるものの、こいつらほぼ同じ文脈で使われる対義語じゃないですか。
ふざけないでくださいよ。
映画とかでよく、爆弾を解除するためにどちらかのコードを切る状況ってあるじゃないですか。「上と下どちらかのコードを切らなければ爆弾が爆発してしまう!いったいどちらを切ればいいんだ!」って状況になった時、上官がすごい訛りの強い人で「『スウ↑』を切るっぺ!」とか言っちゃったらどうするんですか。
上官の訛りが強かったばっかりに死人が出てしまうんですよ?
本当にフランス語というのは恐ろしい言語です。
そうはいうものの、フランス語には楽しいこともあります。
フランス語で「昨日」を表す語は「hier」です。
これなんて発音すると思いますか?
そうです。「イエァ」です。
イにアクセントを置いたかなりパリピ寄りの「イエァ」です。
昨日の話をするだけで、授業中でも合法的に「イエァ」と叫べる。
引っ込み事案でも、声の小さい子でも、大きい子でも、怖い先生でも。
フランス語の授業内であれば声を揃えて「「イエァ」」を叫べる。
こんなに素晴らしい言語が他にあるでしょうか。
これを見ている皆さんも、もしも第二外国語に迷われている方がいらっしゃるならフランス語をおすすめします。ぜひ苦し…楽しんでいってください。
世界で一番きれいな言語といわれるだけあって、ちょっとおしゃれな気分になれます。
私も来年はフランス語中級を取ってみようかなと思っています。
え?初級も落単したら?
もちろん私は迷わず中国語にシフトしますね。
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『百万年ピクニック』
脚本:成井豊・成井稔 演出:濱田萌波
日時:令和6年2月8日(木)
15:00~/19:00~
場所:クリエイティブ・スペース赤れんが ホールⅡ
料金:学生800円 一般1,000円(※当日は各200円増)
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