ナスとセロリとブドウ糖
ゲネがYo,終わった後にYo,そして本番前日にYo,役者に日記書かせるのとかYo,ひとの心あるんかいYoてめえらYo,Yea,Yo,Fu,Yo チェケラッチョ
ひどくない!?!?楽しみって書いても何のほほんとしてんだハゲってなるし不安って書いても知るかてめえのせいだろナスってなるし八方ふさがりじゃん!!!!どうも、阿部直太朗です。
まあ爆速投稿でお察しのとおり授業中にしっかり下書き書いてたんですけどね。騙されたな雑魚共が。
なんでこんな日に日記がまわって来たかというと今回私が助演を務めさせてもらったからなんですけども。残念ながら今回助演として言えることは特にありません。なぜなら特に何もしてないからな!!!優秀な舞監&舞補とオーバーワークになりながらも立派に務め上げた演出のお陰で役者に注力する環境を作っていただけました。感謝しかないです。
彼らに対する感謝は日記の下の下の方にでも置いておくのでよかったらまた見てやってください。そしてみなさんも褒めてやってください。
せっかくなので個人的な今回公演の振り返りをさせていただきたいと思います。完全自己満なので暇な人だけ読んでください。
〇役作りについて
演技に対する姿勢で、本団内ではしばしば<理論型/感覚型>の話が持ち上がります。
私はずっと自分を感覚型だと思っていたのですが、前回公演で色々やった結果実は理論型だったことが判明しました。阿部直太朗はゴリゴリの内面解釈型で役作りをします。役のプロフィールから始まり、登場直前のシーンまでに何があったかの捏造、場の日時や天気や湿度、その他役の発言に関する過去の経験を実際あったかのように捏造し文字に起こすことでようやくどう演じればいいかぼんやり見えてくる感じです。面倒なことこの上ありません。
感覚型はここら辺を言語化しなくても自然にできる人たちなんだと思います。自分もそうできていると思っていた愚かな過去太郎時代もありましたが、一つ一つ文字にしてようやく自分が何も分かっていなかったことが判明したんです。見て見ぬふりしてそれなりに繕える悪癖を壊すにはこれしか方法がなかったんですね。ただクソ面倒だし効率が悪すぎるのでもっといいやり方があるんだろうなと思っています。愚か愚か。
そして方法は違えど、結局これは役者がやりやすいようにするための手段でしかありません。最終いい演技ができれば過程なんてなんでもいいですし、過程がどうであれ結果に表れなければこんなことなんの意味もありません。(うっそでえーーーーっっすたてまえでーーーーっっす本当はちょっとくらいほめられてもいいだろばーーーーか過程だってほめてくれてもよくないというか生きてるだけでえらいだろあーーーーーーほばかくそまぬけセーーロリって思ってまーーーーーっっっす綺麗ごとだけでまわりましぇーーーーーーーーーーん!!!!!!!うぇーーーーーーーーーーーーーーい!!!!!!!!!!)
いい結果が出せるよう、必要なのはそれに付随していい表出ができるだけの反復だと思っています。
だからこうした土台を早々に固めておいて、稽古では演出の求める表現に合わせてその都度これらを修正していくのが正しい上達の在り方だと思うんですよ本、当、は!!!
これを読んでるみんなーーーー!!私が全セリフに解釈つけ終わったのいつだと思うーーーー?せーの!昨日ーーーーーー!!こんな所でもKAT-TUNかよ!!!
演出さんには詫びても詫び足りません。思えば毎公演、もっとできることがあったんじゃないかとうっすら思いながら生きている気がする。とはいえそんなこと言っても仕方ないんですよ!!!!本番まであと24時間もなかったとしても足掻けるだけ足掻かないとだめなんですよ!!!うわーーん!!
あとこれ最初に書けばよかったんですけど、前回で培った自分なりのやり方、本公演でまあ通用してないんですよね。なんだったんだよ今までの話!
前回公演は現代日本に根付いたリアリスティック一直線の軸を持つお話でした。一方今回のお話は、国も、時代も、登場人物の名前さえ、何一つ特定されないお話となっています。どこにでもありそうで、ここではないどこかのような、不思議な世界の物語。そんな話に名前だとか、生年月日だとか、時代背景だとか、そういう具体的な肉付けをしてしまうなんて似合わないじゃないですか。だからいつも初めにやる、役のプロフィールづくりの段階からつまづいてしまって非常に困った経験をしました。むずかしくて楽しかったですね。
〇自分の役について
せっかくなので自役の話をしたいので、す、が…
⚠注意!! 以下には話の筋に若干踏み込んだものが含まれます!!!直接的なことは絶対言わないし読んだとしても楽しめはすると思うのですが、観客の方には何も事前情報がない状態で楽しんでほしいのでできれば観た後に読んでくれればうれしいぜ!!!!読みたくない人は次の次の点線まで飛ばしてくれよな!!いくぜ!!
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はい。今回頂いた役は正直私の得意分野とはかけ離れた役柄でした。
私の好きな役は暗い役柄で、悩みや影に共感してこの感情を表現したいというのが発端になり役に傾倒する節がありました。
今回頂いたのは天真爛漫純粋無垢、根暗を極めし中の人とは到底分かり合えない光を持ったキャラクターです。裏表のない性格が人間味のないように思えて、私この役好きになれるかな…というのがずっと不安でした。
ですがこれに関して最近心境の変化があったんですよ。そのお話をしたいです。
私が今回演じるキャラクターは脇役です。一見すると主人公に変化を与えるためだけに存在するような舞台装置のようなキャラクター。ですが当たり前ですが、彼女にも彼女の物語があるんですね。主役が影響を与えられるのと同じように、彼女も彼女なりに周囲の人との出会いを経て変わっていきます。そこは本筋として語られることはありませんが。
彼女の物語を理解する上で今回一番考えたのは、<好きなもの>と<売れるもの>の二項対立についてでした。
登場時の彼女は、ある種自分の好きと思ったものはいつか売れると考えるような信仰というのでしょうか、そういった価値観を持ったキャラクターだったように思えます。現金とかそういうのではなく、好きになったものは報われて、相応の成果を必ず出せると信じているような。
そしてそんな彼女の価値観が揺らいでいくのがこの物語です。良いものを作るため時に制作物に非情な対応をできるような人間や、良いと思うからこそ売り込むための努力を欠かさない人間。そういった人たちに出会ったとき、彼女も彼女なりにもう一度、自分の作るものに対する姿勢を考え直さざるを得なくなるのです。
そしてこの悩みって、演劇をする私たちや、演劇じゃなくても何かに打ち込んできた誰かなら、皆心当たりのあるものなんじゃないかって思います。
私たちは演劇が好きだから演劇をやりますが、ではなぜ好きな事をする時上達をしたいと願うのか。好きなものを好きなだけでいることはだめなのか。自分一人の好きに閉じこもるのは楽だけど、届ける誰かができた時、人は成長を欲さずにいれるのか。
どうです?みんなありそうな悩みじゃありませんこと?
この考えができたとき、私は初めてこの役をやりたいなと思いました。
演劇は楽しいですがめためた大変。他の趣味をなおざりにしないとやってけない時もあるし、勉強や労働との両立なんて気が狂いそうになります。
なんでたかがサークルにこんな熱量費やしてんだ…と思いながら、それでも自分なりにやってきた私だからこそ、自分なりのこの役ができる気がします。
…まあ気がしてるだけかもしれませんけどねっ!!!
あ、この物語の本筋は私の語っているようなものとは一切関りがありませんよまじで?
長々語った上記の話全部私の妄想と幻覚と二次創作でできてますし、演出さんがそう思わなかったらこんなの無くしてしかるべき解釈ですからね???
彼女はあくまで脇役ですから、彼女が変わっていく転機を全て描いてもらうことはできません。
ですが彼女も舞台の表裏で、色々な人と出会い、色々なものを観て、悩んで、怒って、考えて、一つ前に進み始めるような。彼女を描くならそんな物語があってもいいのかなと思います。彼女を演じて、私は私なりに彼女の物語の結論を出したいと思います。
彼女の行動やセリフから、彼女を語る周りの人のセリフから、少しでもそれを感じ取ってもらえればいいなと思います。
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すみません、クサすぎる話に悪寒が止まらずついついCMを挟んでしまいました。解釈中のお供です。別にいきなり森永製菓に魂を売ったわけではないのでご安心を。森永、笛に広告出してくれないかなあ。
長くなってしまいましたね。一部の人たちへのお礼は巻末に回すとして、ひとまずここで終わりましょうか。
以外と心は落ち着いてる…わけもなく普通に心臓バックバクです。自律神経が調子に乗ってる音がします。今日こそ早く寝ないとなあ。
かわいい後輩やメキメキ上達する新入団員と本番ができて幸せですね。明日はがんばりましょう。それでは、えいえいおーー!!!!
【公演情報】
劇団笛 令和7年度新入生歓迎公演『天空台からけむりのように』
日時:6月13日(金)19:00~
14日(土)17:00~
場所:大学会館大ホール
入場料:無料
✨🍩ご予約はこちらから🐈✨
なにこんなところまで読んでるんですか。暇なんですか。といいつつなんだかんだ読んで頂けて嬉しいです。てへへ。
エディターの端くれとして、一緒に公演を作って来た本公演エディター陣に一言。
長期出張から舞い戻り明日は照明を司ることになる舞補K君。今回個人的に感謝と尊敬を与えたい人間です。彼の話をしましょう。助演の仕事って演出がメンタル的に大変な時ほど代わりに安定していることだと思うんですけど、今回その点では反省しかないので…
だから彼が帰って来た時空気がガラッと変わったのはすごかったですね。言うべきところをちゃんと言いながらも後に残らないさっぱりした喝の入れ方。演出の言葉が伝わってないときはズバズバ聞いて言語化を手伝い、どんな時もデカい声でげらげら笑い好きだったら素直に好きだったと言う。いけいけどんどんで意見を出していく彼と、ちゃんと理性と自分の考えを持ってそれを捌いていく演出の相性がすこぶる良かったなと思います。私もあんな風になれるよう頑張りたいな。
演出…うん、演出N君。明るいクソギャグメーカーがメンタルをやられてすり減っていく様子を間近で見ているのは辛いものがありました。初演出にして本当に大変な舞台を受け持つことになったと思います。短期間な上に少人数、団員どころか役者も満足に揃わない中自身の学業や免許取得も重なって本当に大変だったと推察します。本当によくやってくれました。
ただ結果的に彼は演出に向いていたんじゃないかなって思います。まず作りたい演劇の指針が自分の中にはっきりあるのが一番の資質ですよね。役者の演技を見る時も、周りの意見も聞きながら自分の考えをしっかりと持っていたのがすごいなと思います。君はよく自分に軸がないことを気にしてるけど、私から見たらちゃんと芯を持った人間だと思うな。知らんけど。あといつかの冬公演中、自分が演出をしたら独裁になってしまうと言っていたことがありましたが全然そんなことなかったように思えます。私は彼が自認するほどメンタルが強いとは一ミリも思っていないのですが、彼の正しくあろうとする理性というのかな、それに関しては素直に尊敬しているんですよ。どんなに自分が一杯一杯な時にも人に刃を向けまいと皮一枚で頑張っていた理性は褒められてしかるべきだと思います。正しくあろうとしすぎるせいで自分の感情すら正しくないといけないと思っているのは生きづらそうだなと思いますけどね。あと論理性がしっかりしてるから、今日は何をしたい、これからこの期間はこの上達に充てたいとか指針がしっかりしていたのが個人的にすごく助かりました、ありがとう。
最後になりましたが舞監Yちゃん!!!君には本当に色々相談させてもらったね!!
演劇が好きで、いつも演技に対して感想や意見を忌憚なく出してくれ、本気で公演のことを考えてくれた彼女が舞監でとても頼もしかったです。自分にできることを精一杯全力でやるという彼女のまっすぐな姿勢は本当に眩しいなと思います。ワークショップや演出不在時の回しをしてくれて本当にありがとう…!分かれて見る練習も彼女に任せておけば安心という信頼感がありました。大学から演劇始めたもの同士、演劇に対する考えが似ている者同士色々悩みを相談させていただきました。ありがとうね。今日もハプニング満載のなか一生懸命場を回してくれました。ここから一番大変になるのは彼女になると思います。倒れんなよ…!
もちろん他の団員のみなさまにも感謝の念が止まりません。みんなBIGLOVE…☆
前回にっきでKくんがなにやらエールを送ってくれてましたが、宛先が書いてなかったので勝手に自分への激励と捉えて安心しとこうと思います。
長くなったので、今日はもう稽古の動画だけ見て寝ることにします。
みんなもご自愛ください。いい公演にできるよう不肖な私ですが精一杯がんばりますね。
以上!阿部直太朗でした!
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