只留下香气

どうも、山崎です。

このタイミングで書いてるってことは、私は助演だったということで~す。

脚本刷ったりとかする人です。



レポートが立て込んで、ある程度の精度が保証される文章を書く体力が尽きてしまったので、いつもの如く書き散らしています。駄文と分かってて読む気はねぇ、という人は最後の公演情報だけ確認してブラウザバック。







現在、学部の授業で「言語の自立学習」という授業を受けています。

自分で目標言語を設定して、期末までに達成したい目標に向けて言語の学び方を学習するという授業です。私が所属する国際総合科学部は“国際”を謳っているだけあって、コミュニケーションとしての英語をある程度求められるのですが、それ以外の言語は韓国語か中国語しか開講されていないんですね。

そのため、英語やこの二つ以外が公用語の国に留学に行きたい人は自分で学ぶしかありません。大きな括りで見ると、状況適応能力みたいなものを育てるのがうちの学部の方針なのかなと思っています。あんまり詳しくないのでもしかしたら違うかも。


話がそれました。私はこの授業で中国語を選択しています。

選んだ理由としては先述したように、2年生の時に開講されていた中国語の授業を取っていたからです。そのためwritingはからっきしなんですが、発音はなんとかできます。

でもほんとにそれだけです。


この授業では総合的に設定言語の能力を上げることを求められているので、授業内のグループワークでは選択言語で会話することもあります。これがまあ厳しい。

現地で荒波にもまれた人たちに敵うわけはありません。みんなの倍以上頑張らねば。

私、今年中に英語もスコアを上げたいと思っているので、最近の頭のキャパが言語で占められていて、逆に効率が落ちています。言語ってほんとに難しいですね。

でもこの授業、なんて言ったらいいのかな……

高校のときに月一くらいである、遊びの要素がある、いつもの形式的な授業じゃない、特別感のあるあの感じが毎回ある授業なんですよ。

授業目標として「言語をいかに効率的に学習するか」を徹底しているので、楽しみながら言語に触れるということも実践的な学習法なんですよ。めっちゃいい授業ですね。

もちろん“The勉強”って時間もあること前提の学習方法です。

私が好きだった回では、タイムライン?みたいなカードゲームをしました。歴史上の事件、発見、発明等の年代が書かれたカードを推測しながら年代順に並べていくゲームなんですが、これを設定言語でやりました。

同じ言語同士じゃない人とグループになるので、始めるときの「よろしく」でもTerima kasihとかKöszönömとかขอบคุณとか聞こえてきます。ちなみに中国語の「よろしく」が分からなかったうえに、みんながなんて言ってるかもわからなかった私は、とりあえず「你好」と言いました。真蠢。





だいぶ寒くなってきましたね~。

秋とか冬とか、“冷”の季節が好きなので、毎日過ごしやすくて好(ハオ)です。

前の日記で嘆いていた金木犀も今まさにピークで、どこにいてもその存在を感じられて幸せです。ずっと秋でいいのに。

うちは平日の練習が18:30に始まるじゃないですか。最近はめっきり日が落ちるのが早くなって、18:00には日が沈み切るんですよね。ぐっと空気が冷えて星が見え始める頃、練習に向かうために自転車を漕いでいると、金木犀が一番芳しく香るんですよ。風を切る頬が冷たくなるほどに澄んだ空気に甘く沁みる香りをたっぷり浴びていると、年中見慣れている構内も輝いて見えてくるので不思議です。


寒くなってきてから、去年の冬の公演の練習期間のことをよく思い出すようになりました。

あんなに幸せで充実していた時間は二度とこないんじゃないかと思うほど、私にとって思い出深い公演です。

冬は(私が入ってから?)何かしら暗いテーマを含む脚本なんですが、冬ってそういう脚本の方が個人的に合うんですよね~。寒い時ってネガティブになりやすいと思うんですけど、むしろ脚本に入りやすくてやってて楽しかったです。

複雑なテーマ、倒錯する感情、登場人物それぞれの影響 etc.

噛んでも噛んでも味がするすごい脚本(私の一個上の先輩が執筆!)で、公演期間中ずっとメンバー皆で考え続けました。団体で一つのことを突き詰めて頑張ってるときに一番うれしいのは、みんなが同じ熱量でやっていると感じることができる時だと思います。あの時はそれを感じました。本番中、何も不安に思わなかった。自分が演ってる時も袖に下がってる時も、自分だけじゃなく全員が120%だって確信が持てた。すごく稀で、とても幸せなことだったと思います。

あの頃、練習中も休み時間も全部練習していました。強制されたのではなく、心から自分がやりたくてやっていました。帰り道も、白い息を吐きながら解釈を交わしていました。月と星が輝く夜でも、間違いなく青春でした。

新入団員のみんなももう分かったと思いますけど、うちは全然暇じゃないです。練習時間は多いし、仕事もある。演出や役者をするならなおさら。

でも今までずっと、そんなことどうでもいいくらい私は演劇がしたかったんです。

とてもいい環境でした。

本番まであと二日。最後までより良いものを作れるようにあがきます。

それでは、bye!!







....という日記を本番前日にあげようと思ってたんですけど仕込みやら何やらで家に帰ったら死んだように眠ってました。

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