ブランコに乗って
こんにちは。本日の担当は1年の藤井です。本当は昨日の担当だったので、今日は昨日の分もまとめてお知らせしますね。例のごとく長くなりそうですが・・・。あ、あの、最後まで読んでくださったら飴差し上げますので!!ハロウィンですしね!!請求に来てください!(笑)「飴だけかよ・・・」という意見はごめんなさい。宝くじでも当てたら某高級アイスクリームに昇格するはずですよ!まあ、宝くじ買わないんですけど
さてさて、茶番はこのくらいにして、さっそく練習風景について報告しますね。
昨日10月29日は、柔軟・発声を行った後、ワークショップをしました。ワークショップでは、2グループに分かれて、冬公演の台本とは別にそれぞれ30分程度の台本を読み、劇を創り上げていっています。お互いどんな作品になっているのでしょうか。発表の時が楽しみですね。それぞれのグループの演出さんも気合が入っているようです!ワークショップの後は通し1を行いました。台本を決めてから約1か月。長かったような短かったような1か月。この1か月で模索してきたことを、うまく発揮できた通し1だったのではないでしょうか。しかし、良かった点もあれば、改善できる点もありました。改善点があるということは、まだまだ伸びるという証明ですね!冬公演に向けての練習は始まったばかり。「もっと面白くするにはどうしたらいいか?」「もっとわかりやすく表現するにはどうしたらいいか?」「台本に描かれている想いを、どうやったら伝えることができるか?」みんなで一緒に考えていきましょう!
そして今日10月30日は、柔軟・発声の後、2グループに分かれて行うワークショップをして、昨日の通しのダメ出しと代役大会を行いました。役者の皆さんは、真剣な表情で耳を傾けてくれました。思わずこちらも力が入ります。こういう相互作用っていいですよね。代役大会は、役者の皆さんが自分の役を他の人にしてもらうことで、新たな発見をするためのものです。演じる人によって、表現の仕方も言い方も大きく変わってくるんですね。これは、今回役者じゃない人も、すごく勉強になるのではないかと思います。表現方法は1つじゃない、ということですね。笑いもありつつ、精神的にも支えられるような代役大会でした。
今回、私は助演という形で演出さんのお手伝いをさせていただくことになりました。正直、最近までものすごく不安で仕方ありませんでした。日々のシーン練の進行もうまくできているか自信がないし、ダメ出しもきちんとできているかわからないし、自分に演出さんを支えられるのか、なんてうだうだ考えた時もありました。でもこれ、実はすごく自分勝手なことを言っているなあ、とここ数日思っていました。だって、思いませんか。進行もダメ出しも、日々勉強できることで、先輩に「聞く」というアクションを起こせば少しずつでも良くなっていくはずです。そうすれば、不安なんて感じる必要はない。ポイントは、「アクションを起こす」ということ。自分から、わからないこと・不安なこと、どんどん聞くべきだったんです。聞く前に「できない」「わからない」と言うのは、悩みではなく言い訳にすぎないのかもしれません。うまくできない自分への言い訳。でもそれでは、誰1人として伸びないんじゃないかと思います。自分はもちろん、進める側が自信なさげ・不安そうだったら、みんな戸惑ってしまう。ただでさえ自分の役のことで考えることが多い役者の皆さんに、不安を伝染させることはできません。むしろ、不安を取り除くことが、私の仕事の1つではないでしょうか。自分「が」やりたいと言った助演。受け身でいては何1つ成長できません。常に自分から、自分から。そうした上での悩みは、きっとこれからの成長に必要な試練だと思って乗り越えます。 いつか、国語の先生が言いました。「身長が伸びる時は痛みがある。心が伸びる時には悩みがある。」と。成長に悩みはつきものです。これから、みんなは役のことで悩むことがあるかもしれないし、もしかしたらもう悩んでいるかもしれないし、演出のことで悩むかもしれないし、部署のことで悩むかもしれない。集団で何かを創り上げる時に悩みが多いのは、きっとそれだけ成長できるからなんだと思います。でも、悩んだ時、周りに仲間がいてくれるのはものすごく心強い。
ブランコって、乗るだけじゃ何も起きませんよね。「自分で」漕いで初めて楽しめます。今にも空へ飛び立てそうな、あの感覚。誰かに押してもらうと、もっと楽しい。でも、押してもらうだけでは押す人が疲れるし、自分で漕いでいるだけでは限界もあります。ブランコに乗る人、押す人揃って初めて空に飛び立てる。そんな気がします。
ブランコを漕ぐために、大事にしたいことがあります。それは、練習の場を「意見」だけが飛び交う場所にしないこと。せっかくでた「意見」、聴くだけではもったいない気がしませんか。誰かの意見、大切に受け止めたくありませんか。そう思ったとき、「意見を聴く」から「議論する」に変わっていけるはずなんです。誰かの意見に反対することは、意見を大切にしていないということではないと思います。むしろ、その意見を聞き流してしまうことが、大切にしていないということなんだと思います。ですから、賛成意見でも反対意見でも、伝えあって「議論」することが最高の舞台への第一歩ではないかと思いました。練習中私語でにぎやかなのではなく、議論でにぎやかになったらいいな。メリハリつけて、また明日からも頑張っていきたいです。頑張れないときは、そのブランコを押します。私じゃ力不足かもしれないけれど、一生懸命押します。
ものすごく長くなりました。ここまで読んでくれた人は果たして・・・?(既視感)さすがにそろそろ眠いです。今日も猫の夢を見られたらいいな!夢を見られるほど眠れるかはわかりませんが・・・
演出さん。毎日ありがとうございます。やっぱり背中は大きくて、憧れて。助演として日々、勉強です。
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