演技ってなんじゃろなぁ?

三月中旬だってのによる寒かったり、雨が多かったりで春らしさを実感できませんね。春よ、早く来るんだ。

題名にもしましたが、今回は演じることについて、私なりの考察で、ちょいと語ってみようかなと思います。あ、素人考えだからあまり参考にならないかもよ!


演技するって一体何をすることなのか。これでよく「別人になること」と考えている人が多いと思います。ですが、僕はそうではないんじゃないかと思っています。だって…別人になんてなれる訳がないじゃないか!
…役者失格って言われそうな発言しちゃったなぁ…。
でも僕はそう思うのです。別人になろうとしたって無理なものは無理だもの。それは別人のフリをした自分です。演技を始めたからといって骨格や声が変わるわけでもないし、ましてや記憶やら思考回路までまるっきり変わるなんてありえません。それにもしそんなことになったら、役なんて誰がやっても皆んなおんなじになっちゃうじゃないか。ですから演技をするということは「もう1つの可能性としての自分になること」だと私は考えています。1人の登場人物がもし自分だったらどうするのかと考えてみるんです。自分がその人と同じ経験を経て生きていたらどう感じ、どう考え、何をするのか。ということを考え、役の感情をリアルタイムで形成していく。そうするからこそ、その人が演じる意味やその人の個性が見えてくると思います。これを実現するのはとっても難しいです。「現実の自分」ではなくて「もしの自分」になるって想像しにくいし、結局「現実の自分」に帰結してしまいそうになります。しかしながら、それを実現するためのレッスンや技術が実はきちんと存在してるんです。昔の人ってのはすごい。その技術については長くなるのでまた次回書きますね。
演技するってなんだか漠然としていて、才能に左右されるものってイメージが強いと思います。でも実は違うんです。きちんとした技術があります。やり方が存在します。そうなんです。演技には深い深ーいプロセスがあるのです。


2年田中が書きました~

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