最後だからこそ

皆さんこんばんは。本公演代表の井上です。ここに書き込むのは随分久しぶりで、少し緊張しております。
今回の卒業公演は私たち四年生にとって、劇団笛として迎える最後の公演になります。思いかえせばこの四年間、演劇ほど心を揺さぶり、没頭したものはなかったと思います。それほど僕にとっては演劇は大切なもので、かけがえのないものなのです。
そんな思いの丈を詰め込んだ卒業公演ですが、やっぱり芝居は一筋縄ではいきません。当たり前のことですが、芝居は独りでは出来ませんし、思いがあるからといってそれが全てお客様に伝わるわけではありません。技術、経験、想像力……様々なピースが上手くはまったとき、やっと舞台上で物語が紡がれ、感動が生まれるのです。
そんな葛藤も抱えつつ、一方で卒業を間近に控え、日々演劇が出来ることに喜びと寂しさを感じている自分もいます。今、ここで、劇団笛の仲間たちとこうして舞台を創ることはもう二度とないと思うと、「今のままで満足できるの?」と思ってしまいます。芝居にゴールなんてないとは思いつつも、ついつい限界のその先を見てしまいたくなってしまうのです。何てったて卒業公演ですからね!
……自らハードルを上げてしまった感はありますが、でも、本当に期待して頂けたらと思っています。これからあと一カ月の練習で一つでも上のレベルに上がれるよう、団員同士、切磋琢磨しながら励んでいきたいと思っています。
それでは今日はこの辺りで。最後まで読んで頂きありがとうございました。

                平成29年度卒業公演 代表 井上幸助

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