一日目が終了しました。

冬公演一日目が終了しました。
観に来てくださったお客さま、本当にありがとうございました。


スタッフをやる意味について、考えることがあります。
舞台に立つわけでも、ポスターに名前が載るわけでもありません。でも必ず会場にいて、やってくるお客さまを、演じる役者を、みています。

本番が終わって帰る途中、後輩が スタッフは役者の命をあずかってる と、話してくれました。
その言葉が、驚くくらい自分になじんで
ああ、こういうことなのか、と。

役者の努力をむだにしないため、魅力を余さず伝えるため、
スタッフがいるんだな、と思ったんです。


演出として舞台を見ているとき、正解がわからなくて、進めているのかわからなくて、
たくさん悩みます。
もうやめたいなあ、なんて思うこともあります。
でも、本番の会場で、開演を待っているお客さまを見ていると
ああ、よかったなあ って思って
またやりたい、もっといいものを作りたい、それしか考えられなくなってしまうんです。

演劇は中毒だってよく言います。いつのまにか、犯されてしまっているのかも。
ぜいたくで幸せな悩みだなあ。
でもそれでいいんです。


二日目も、同じ場所でお待ちしております。


KAN-KAN 演出
山田栞

山口大学演劇サークル劇団笛公式ホームページ

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