コミュニケーション

 皆さんこんばんは。久しぶりの投稿の井上です。
 もう4月になろうというのに、この昼夜の寒暖差は一体何なのでしょう…。今年は春が短そうです。

 では、本題に移りまして、今日は「コミュニケーション」に焦点を当てて、書き進めていきたいと思います。

 何故コミュニケーションなのか。それは舞台を創る上で重要な鍵を握っているからです。コミュニケーションとは様々な手法を用いて意思や感情を伝達したり、交換することを指します。よく「コミュニケーション能力」といって、就活や受験に必要だと耳にたこができるほど聞いたものです。

 舞台には台本があります。その通り進めていれば何も問題はありません。照明や音響もプランがあります。こちらもその通り進めていれば必ず終わりがきます。しかし、それは「作業」ではありません。決まったことをただ繰り返すロボットのようになってしまえば、きっと舞台は味気なく、違和感の漂うものになってしまうでしょう。

 そこに変化を与え、人間味を感じさせる要素が「コミュニケーション」なのではないでしょうか。意思のキャッチボールと言い換えてもいいかもしれません。自分にどんな思いがあって、相手がどんなことを伝えたいのか、それをうかがうことで、役は生きた人になり、人格を宿すのではないでしょうか。

 私はそのコミュニケーションが必ずうまくいかなければならないとは思いません。生身の人間同士のやりとりですから、キャッチボールが上手くいかないことは多々あっていいと思います。むしろそれは面白いことで、いろんな人間が演劇に参加することで生まれる魅力的な現象ではないでしょうか。

 大切なのはコミュニケーションを始めようとする姿勢です。目を閉じたり、耳を閉じたり、心を閉じたりすればそこにコミュニケーションは生まれません。ワークショップで取り組んでいるエチュードにしても、シーン練習にしてもまずは伝えたい相手に、正面から向き合おうとすること、これがコミュニケーションのスタートラインだと思うのです。

 ここまで書いたからには、春公演ではしっかり舞台上でのコミュニケーションの応酬をお見せできるようになりたいと思います。

 久々の日記だったので気合入りすぎました。長いですね。ここで終わりにします。
 最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

                                                      劇団笛2年 井上幸助

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