伝える

 皆さんこんばんは、劇団笛2年の井上です。

 今日の練習、僕は二日ぶりの参加でした。久しぶりに参加したサークル、感じたことは「やっぱり笛は居心地がいい」ということでした。一年生の参加で組織として、個人として変わるところもあると思います。しかし、この「居心地のよさ」は変わらず、笛にあり続けるのかもしれない、そう感じました。

 さて本題です。今日は「会話」について考えたいと思います。

 今日のワークショップは、主にコミュニケーション能力、伝える力を養うものでした。基礎的なワークショップであり、単純な言葉のやり取りの繰り返しですが、単純だからこそ見えてくるものがあります。

 皆さんは、人の目を見て話しますか?僕はまちまちです。話の内容やその時の気分、体調によって相手の目を見るかどうかは変わってきます。よく面接の練習などで、「目を見て話をしなさい!」と言われることがありますが、そんなことをずっと続けていたら、疲れて話をする気力がなくなってしまいます。時には、明後日の方向を向いたり、地面を見たりしながら話をしてもいいと思います。それは、伝えられる側、つまり会話の受け手も同じことです。

 話を聞く側だって様々な事情があります。「おはよう」と声をかけた相手が、必ずしも満面の笑みで「おはよう」と返してくれるとは限りません。それは、お腹が痛いのかもしれませんし、僕のことを苦手に感じているからかもしれません。いずれにしても、会話の受け手が必ず目を向けてくれるという確証はどこにもないのです。

 さて、では何故相手の目を見て話をしようとするのでしょう。自分が相手の目を見ても、相手が見てくれるとは限らないのにです。もうわけが訳が分かりませんね。僕が導き出した答えは、「伝えたいことがある」という強い意思表示をするためだということです。

 今日のワークショップでは、言葉のパスを回すために「伝えたい!」という意識が言葉に乗っかります。そのアウトプットの形として、「目を見る」という行為があるのではないでしょうか。じっと見つめられると、無視できませんからね。伝えたい、伝えたい、と思うことが、相手の目を見ることにつながるのでしょう。そう考えると意識や意思というものがいかに重要なものかと考えてしまいます。心の動きと行動の関係性は、これからも研究していきたいと思います。

 かなり長くなってしまったので、このあたりで終わりたいと思います。
 最後まで読んで頂きありがとうございました。

                                                   劇団笛2年 井上幸助

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