本は知の宝庫ですね
皆さんこんばんは、劇団笛2年の井上です。
新入生歓迎公演まで、あと1か月を切っておりますが、今日も僕らしく理屈っぽい話をしたいと思います。
さて、今日は少し演劇を「知識」という面でとらえていきたいと思います。
「知識」というと、学問的に感じてしまい、少し抵抗があるのですが、砕けた言い方をすると「知らないことを知る」ということです。僕は最近、この「知識」を身につけたいと思い、演劇関連の著書を読むようにしています。著者によって段階の踏み方が異なり、また舞台の捉え方もことなるので大変面白いです。
しかし、ここで考えるのは、その書物で得た知識を具現化できるのかどうか、ということです。知識は持っているだけでは役に立たず、役立てようと思えば日々の練習で生かすことが必要です。しかし、それが難しいのです。知っている、分かっている、しかし実現できない…そんなことはしょっちゅうあります。ワークショップでのエチュードやシーンの練習でも、頭の中で知識がグルグル回るだけで、それ以上に発展しないのです。
僕は、「知識」は「技術」と「経験」を伴って、初めてその効果を発揮するのではないかと思います。成長を望むのであれば、知識ばかりを重視せず、3つの要素を同時に伸ばしていくことが必要なのではないでしょうか。「知識」「技術」「経験」は相互的に影響し合っているということですね。
今得ている知識が役に立つかどうかは分かりません。役に立ったとしても、それは半年後や1年後、もっと先かもしれません。それでも、今できることを積み重ねていけばきっと何かしらの成果があるのではないか…そう考えながら本のページをめくっていこうと思います。
それでは、今日の日記はこのあたりで終わりたいと思います。ありがとうございました。
劇団笛2年 井上幸助
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