大海より捧げられし供物

我、先日昼餉食す。その場所、一度侵入すれば、五感惹きつけられ、自身に脂肪ため込むこと限りなし。

しかしながらそこから徴収されし貨幣ども、数多のごとし。

知恵ある者はその数字を覚えよ、その数字とは1230なり。


さて、此度誘われし我、限りない飢餓に襲われ、残息奄々なり。

我その場にて供物を要求す。


そのもの大海よりあらわれ、人ばかせし化生の衣に包まれたり。


一つは白き悪魔。触手束ねしそのもの、古の名はクラーケンなり。


一つは歪曲せしもの。形歪められ直立す。


一つは巻きしもの。螺旋を描き、無限に引き込む。


一つは硬きもの。纏いし鎧は剥がされ、脆弱なその身を晒す。


一つは泳ぎしもの。 万人から知られしもの、されど真名隠されし。


我それらすべて己がものとす。

一切の慈悲なく喰らい、力増す。


我が眼前に立つ者ども、皆これを喰らう。

欠片一つも残さず、彼ら恐怖も感じずなすがままである。


その命に甘美感じたり。すべての魂は我がものとなり、永劫に生き続ける。

その場立ち去りし時、彼ら改変せし者どもに呪を授けたり、その呪授けねば対価として成立せず。


その呪『GO・CHI・SOU・SA・MA』

皆覚え、使うべし。上等な供物に捧ぐべし。


これにて完


されど我は再び舞い戻りる。

次なる召喚、恐怖して待て。


我が名をきいて恐怖せよ、黒き陰の世界に住み、愛を否定し、怨嗟を束ねしもの。

右京



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