○○○○を探せ
昨日すっぽかしました2年の小林です
す○っコチョコエッグフィギュアがあと少しでコンプリートできそうです(とんかつとねこかわいい)
ほんのちょっと前に今回の台本を頂いたような気がするんですが気がつけば通しも終わり今日明日は代役大会。好きなだけ無茶振りできる日です
本日も自由に発想豊かにできたのではないかと
今回は私の好きなとあるお芝居の話をします
北海道で活動する劇団イナダ組の舞台
「アイドルを探せ」
(たしか私が生まれる前の公演だったかと)
この舞台は
元伝説のトップアイドルだった妻と
そのマネージャーである夫の物語です。
妻を殺した容疑者として夫が取り調べを受け、過去の回想が始まるところからストーリーが始まります
「動機は愛、それだけですよ」
妻はかつて伝説のアイドルだった頃の栄光にしがみつき、夫はそんな妻をなんとかもう一度スポットライトの下で輝かせたいと、周りに頭を下げ、媚びへつらい、何度もつらい目に会います。
段々と追い込まれていく夫は何度も命を絶とうとするが……というお話です
「俺の夢はお前自身なんだ。お前が大歓声のなか、華やかなスポットライトを浴びる。
それを袖から見てるだけで、俺は、
俺は、俺は幸せなんだ!」
この舞台では、芸能界の光と闇、嫉妬と欲望、愛情と憎しみ、人の感情が渦巻いています
この回想には何かが混在し、現実と嘘の境目が曖昧で、何が真実で何が夫の妄想なのか最後まで分かりません
果たして彼等は本当に愛し合っていたのか
舞台の中でとある敏腕プロデューサーの女性がこんなことを言います
「この世界、一度スポットライトを浴びた者は
熱病にかかったように何度も夢にうなされる」
スポットライトを浴びて、華やかな服を着て、歓声に包まれた記憶が確かに存在するのに
今の自分が貰える仕事は汚れ役のみ
でも一度スポットライトを浴びてしまったからステージから降りる選択肢はない
スポットライトを夢見る苦しさと欲望を熱病だと
アイドルを探せは非常に虚しい結末を迎えます
彼等夫婦のことをどうしたら救えてやれたのでしょうか
今回の「マリオネットに花束を」にも
しがみつきたくなるような世界が現れるかと思います。夢にうなされるような舞台だと言っていただけたら幸せです。
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【劇団笛 令和3年度 冬公演】
『マリオネットに花束を』
脚本:藤井唯 演出:橋ヶ谷良太
日時:令和4年1月16日(日)
13:00開演・17:00開演
(30分前から入場可能)
場所:C.S.赤れんが ホールⅡ
料金:一般 800円 学生500円
(高校生以下無料)
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