エンディングと共感の話

更新、忘れてすいませんでした―――――!!!

はい、大戦犯の金川でございます。

いや、ちゃうんすよ、割と忙しかったりしてね、その…ね、はい。言い訳やめます。すいませんでした。


はい、禊は終わった(と信じたい)ので本題に入ります。

皆さんハッピーエンドが好きですか?それともバッドエンドが好きですか?

僕としてはバッドエンドが好きなんですけど、多くの人はハッピーエンドのほうが好きって方が多いんじゃないですかね?


どちらかといえば、僕はハッピーエンドが苦手なんです。

なんでそんなひねくれ曲がった考えをしているのかといえば、単にこの世界にハッピーエンドというものが存在しないからです。

全ての創作物が物語である以上、ハッピーエンドとなるものの裏にはそれに負けてしまったバッドエンドがあります。

ハッピーエンドがどこかに存在するときには、必ずバッドエンドがついて回るのが常です。

どんな作品であろうともそれは決して変わりません。

ア〇パンマンであろうと、仮面ラ〇イダ―であろうと、鬼〇の刃であろうと……

華々しい主人公の裏には常に泣く敗者が必須です。そうでなければ主人公の勝利、ハッピーエンドが輝きませんから。


これは物語でけではなくて、現実世界もそうです。

この世に真に幸福であるものは皆無です。

誰かが幸福となった時、その幸福は無から生まれてくるのではありません。ほかの誰かから奪って初めて成立します。

わたしたちが正しいと思ってやっていることは常にほかの何かの、だれかの気分を害したり、不幸にさせます。

それがただしいかどうかは関係なく、幸福ある所に常に不幸があるということです。

不幸ありきの幸福こそ真の幸福であるのなら、私たち人間は幸福を求めるために生きているので、他者の幸福を奪い合うことは容易に肯定されてしまいます。


真面目な話に見えますが、要約すると「主人公だけが幸せになるのは気に食わない」というだけなんですね、これが...

ヒーローもので敵役を応援してしまうのとおんなじです、ハイ


まぁなんにせよ、ハッピーエンドが真に幸せ、最上の終わりとはかぎらないということです。

今回上演する『マリオネットに花束を』、はたしてこの物語はハッピーエンドなのか、それともバッドエンドなのか...是非ご覧になって、ご自身の目でお確かめください。

それでは、また




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