原点回帰
こんにちは。舞台監督の藤井です。
さて、本番が近づいて参りました。未だ情勢が安定しませんが、幸いなことにご助力と大学のご理解を頂き、無事公演が打てそうでほっとしています。
本日も、本番の舞台セットを組みつつ、細かい点を修正していきました。
細かい点に目がいくほど、言いようのない焦りと不安に襲われます。
これは私が脚本を書く時にも襲われる気持ちなのですが、いくところまでいくと、
「何も面白くない!!!!!!!」って発狂します。
こんなに発狂してまで、なぜ演劇やってるんだろ…
でもね、そう思った時ほど思い出したいものがある。
過去に公演した時の、カーテンコールのこと。あの時の光景と温かな拍手は、何ものにも変えることが出来ない。
たぶん、最後まで、本気だったから得られたものだろうなってね、思うんですよね。
別にそれを美談にしたい訳じゃなくて、
とてつもなく綺麗な話にしたい訳でもなくて、泥臭さって創作には欠かせないけど、それでも目指すところが脳裏にあるといいなぁって。きっとそれは純粋な願いから始まったものだなぁって、そう思って。
最後はお客様の前で胸を張って演じきる
それは最低限我々の役目
「おもしろいよ!」って胸を張ってお見せする
そのために、幕が上がる1分前まで、
もがき続ける。
何のため?
言葉じゃたぶん表せない。
道理なんてないのかもしれない。
自己満足、そう言われたら否定出来ないのかもしれない。
でも、100パーセント自己満足の劇は、見せるに値しない。
演劇こそ理想の押し付けなのかもしれない。
きっとたぶん、それくらいがちょうどいい。
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【劇団笛 令和3年度 冬公演】
『マリオネットに花束を』
脚本:藤井唯 演出:橋ヶ谷良太
日時:令和4年1月16日(日)
13:00開演・17:00開演
(30分前から入場可能)
料金:一般800円 学生 500円
(高校生以下無料)
場所:C.S.赤れんが ホールⅡ
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