演劇狂いがなんか語ってんぜ。

こんにちは。一年の小田春です。しゅんと読みますよ。

本番まであと少しですね。

恐怖と、焦りと、ワクワクと。忙しない日々を送っています。



お稽古が進むにつれて、話し合いも深まってきました。

どんな構図で、どんな声で、どんな動きで演じれば意図が的確に伝わるのか。

理論的に考えて、全てに意味を持たせて…演劇って本当にすごい。

皆さんの発想力にいつも感動しています。


また、表現の正解は一つじゃないからこそ、伝えたいことや解釈が違ってくることも。

そんな時、大切だと感じているのは、仲間の声に耳を傾けること。頑なにならないこと。

根気強く向き合って、突然びっくりするような素晴らしいアイデアが生まれる瞬間には言葉にできない輝きがあります。



私は常々、演劇の面白さはその虚構性にあると感じています。

演劇は嘘だらけで、作り物。だから、多少無茶なセリフも場転もできるわけです。

それでも、お客さんは本物の感情を受け取っている。

演じる側でさえ、演じている感情が本物になることがある。

嘘が本当になる空間。それを肌で感じる度に、人間の表現ってすごいと思うのです。


これは内緒ですが、私は「妥協点P」を見た帰り道、号泣しました。コメディだったのにね。

舞台の上で、偽物の世界の中で、本当の命を燃やす役者さん。

すごく眩しくて、幸せで、そこに行きたくて涙が出ました。

その舞台に、今度は私が立つわけです。

今回の「星降る夜の狼少女」も、観劇後、お客さんの心の形を変えるような、そういった作品になればいいなと願っています。

いや、します。来てね。

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【劇団笛 第59回 夏公演】

『星降る夜の狼少女』

脚本:藤井唯 演出:助森皓平

日時:令和4年8月10日(水)

19:00開演

令和4年8月11日(木)

14:00開演

(30分前から入場可能)

料金:無料

山口大学演劇サークル劇団笛公式ホームページ

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