Why!?
5月ってこんなに寒かったっけ?って思うくらい朝夜が寒いです。なのに日が出ていると、夏なの?ってくらい暑いです。この寒暖差に体を壊されそう。公演前に勘弁して欲しいですわ!
皆さんも体調にお気をつけて。
前回演技とは何ぞという話をした気がします。今回もその派生のような話をしますね。ある演出家さん曰く、演技とは「考える」と「感じる」を両立させることだそうです。今回は特にその「感じる」ことについてお話しします。演技をするうえで感情作りはとても大切です。感情があやふやでは演技もあやふやになります。例えば怒っている演技をするとします。「怒っているのだから大声になるだろう」「顔はいかつくなるだろう」「暴力的になるだろう」と考え、そのように演技する人は決して少なくないと思います。これらの推測は大事です。演技をするうえでの足がかりとなるでしょう。しかしそれでは足りないのです。そこには「何故?」の思考がないから。暴力的になるのなら、なぜ暴力的になるのか?大声を出すのは何故か?いかつい顔をするのは何故か?ひどく細かいことのように思えますが、こう考えることでその演技の本質が変化し、より生き生きとしてきます。
そんなの考えて答えなんてでるの?と思われるかもしれません。ずばり、答えはあります。演技には明確な解があるのです。そして今回の「何故?」の解を導くために欠かせないアイテムがあります。それは「与えられた状況」です。例えばあなたが会社で残業をしているとします。誰もいないオフィスでひたすら翌日の会議の資料を作っているとしましょう。そこに上司がやってきて一言「この資料も追加でまとめておいてくれ」ドサっと山盛りの資料を机に置かれます。そして上司は仕事を押し付けて帰ろうとします。あなたは「部長!一人ではとてもできません!手伝って下さい!」といいます。そして上司はなんと「うるさい!私は今からキャバクラにいくんだ!」
と言いだすのです。そしてあなたの次のセリフは「ふざけるな!」。さああなたは何故怒ったのでしょうか?上司が仕事を押し付け、自分は遊びに行くことを不満に思い、さらには仕事のストレスもあってか、資料を投げ飛ばしながら「ふざけるな!」というかも知れません。または、今日は彼女との記念日でデートの約束をしていたのに残業を押し付けられ、やむなくデートを諦めざるを得なかったことが不満だったのかもしれません。もしかしてあなたはキャバクラにすごい行きたかったのかも。そんな自分を差し置いてキャバクラに行く上司が許せず「ふざけるな!私も連れていけ!」と言ってしまうかも知れません。どうでしょう?それぞれの理由によって怒り方が違いますよね。つまり「与えられた状況」に対する「何故?」の解次第で演技は大きく変わるのです。そしてこの「何故?」は感情に直結します。そのため、感情づくりはとても大切なのです
長々と話してしまいましたね。演技は漠然としたものではなく、思考の積み重ねで出来上がっていく、実に段階的な行いだと分かって頂ければと思います。演技には明確な解があります。そうなんです。演技には、きちんと問題解決の方法があるのです。
3回生田中が書きました。
皆さんも体調にお気をつけて。
前回演技とは何ぞという話をした気がします。今回もその派生のような話をしますね。ある演出家さん曰く、演技とは「考える」と「感じる」を両立させることだそうです。今回は特にその「感じる」ことについてお話しします。演技をするうえで感情作りはとても大切です。感情があやふやでは演技もあやふやになります。例えば怒っている演技をするとします。「怒っているのだから大声になるだろう」「顔はいかつくなるだろう」「暴力的になるだろう」と考え、そのように演技する人は決して少なくないと思います。これらの推測は大事です。演技をするうえでの足がかりとなるでしょう。しかしそれでは足りないのです。そこには「何故?」の思考がないから。暴力的になるのなら、なぜ暴力的になるのか?大声を出すのは何故か?いかつい顔をするのは何故か?ひどく細かいことのように思えますが、こう考えることでその演技の本質が変化し、より生き生きとしてきます。
そんなの考えて答えなんてでるの?と思われるかもしれません。ずばり、答えはあります。演技には明確な解があるのです。そして今回の「何故?」の解を導くために欠かせないアイテムがあります。それは「与えられた状況」です。例えばあなたが会社で残業をしているとします。誰もいないオフィスでひたすら翌日の会議の資料を作っているとしましょう。そこに上司がやってきて一言「この資料も追加でまとめておいてくれ」ドサっと山盛りの資料を机に置かれます。そして上司は仕事を押し付けて帰ろうとします。あなたは「部長!一人ではとてもできません!手伝って下さい!」といいます。そして上司はなんと「うるさい!私は今からキャバクラにいくんだ!」
と言いだすのです。そしてあなたの次のセリフは「ふざけるな!」。さああなたは何故怒ったのでしょうか?上司が仕事を押し付け、自分は遊びに行くことを不満に思い、さらには仕事のストレスもあってか、資料を投げ飛ばしながら「ふざけるな!」というかも知れません。または、今日は彼女との記念日でデートの約束をしていたのに残業を押し付けられ、やむなくデートを諦めざるを得なかったことが不満だったのかもしれません。もしかしてあなたはキャバクラにすごい行きたかったのかも。そんな自分を差し置いてキャバクラに行く上司が許せず「ふざけるな!私も連れていけ!」と言ってしまうかも知れません。どうでしょう?それぞれの理由によって怒り方が違いますよね。つまり「与えられた状況」に対する「何故?」の解次第で演技は大きく変わるのです。そしてこの「何故?」は感情に直結します。そのため、感情づくりはとても大切なのです
長々と話してしまいましたね。演技は漠然としたものではなく、思考の積み重ねで出来上がっていく、実に段階的な行いだと分かって頂ければと思います。演技には明確な解があります。そうなんです。演技には、きちんと問題解決の方法があるのです。
3回生田中が書きました。
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