安らかに眠れ。

どうも。
この前、初めて笛にっきを書き忘れました。
なまじここまで忘れてこなかっただけに、ダメージが凄いです。

はい。
今日のワークショップはキャッチボールあいさつでした。
たった一言のあいさつに、ありとあらゆる情報を詰め込んで受信者に対して発信する、二人一組で行うものです。
出されたお題となるあいさつは順番に「おやすみ」「お願いします」「いただきます」「ただいま」「おはよう」「ごめんなさい」。
同じあいさつはそれぞれ3回まで言えるのですが、いざ声に出すと自分が思ってる状況とは違う雰囲気の声が出たりするんですよね。それで言い方を変えると受信者は大混乱という。
ヒントが増えるという捉え方もあります。私は言い方を変えられると楽しいです。
3回言ったら答え合わせがありますが、まぁ当たらない当たらない。
当たる時もありますよ。調子がいいと9割がた当ったりしますが、今日は調子悪かったです。一番最後の「おはよう」「ごめんなさい」で8割9割当ったくらいで、あとはかろうじて掠ったか頓珍漢な伝わり方をしたかでした。
特殊な状況のせいもあると思うのです。彼女が彼氏に膝枕をしながら「おやすみ」だとか、プロの殺し屋に大金積んで「お願いします」とか、小学生が食育のために自分で育てた動物を食卓に出されて「いただきます」とか、死んでいる13歳の女の子がお盆におばあちゃんの家に行って「ただいま」とか、想像力の限界を超えています。伝わればいいなって思ったんですよ。私も、相手も。特殊な状況でも伝わる時は伝わるんですけどねぇ…。難しいです。
まぁ、「おはよう」「ごめんなさい」は受信者から返事が返って来るバージョンだったので、返事の返し方次第で自分が思っている状況が伝わっているかがなんとなくわかって言い方を変えやすいというのも関わっていたかもしれません。
返事大事。

キャッチボールあいさつの意味としては、同じ言葉でも言い方ってたくさんあるよねってことが大きいと思います。
他にも、たった一言についてあれこれ状況を肉付けして発信するこれは、セリフに時々ある、誰に向かって、あるいはどういふ意図で言われたものなのかが分からない時に、これくらい考えてみたらわかるかもよって意味も見いだせるようです。

長くなりましたが、シーン練について少し。
人が多いのもありますが、短いシーンでも動きとか言い方についてたくさん意見が出てにぎやかです。
まだ慣れない1年生が分からないなりに頑張っているのを見て、私にもあんな時代があったんだなぁと、たった2年を途方もなく過去に感じています。
気づけば引退間近で切ないです。早すぎだろう。

虫の出現率が上がるにつれて殺害率も上昇しますが、命に終わりを与えるならば虫とはいえ「ごめんなさい」と言うべきだと思うのです。
彼らはしゃべらないからキャッチボールあいさつでは使えませんでしたが。
…おやすみなさい。

ゆめか

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