息を合わせて

おはようございます、平田です。
寒くなるだろうと思って、夏物から冬物に総入れ替えしたのが悔やまれるほど、ここ数日の気温の高さには悩まされます。

昨日のワークショップは「朗読」をしました。2人一組になって一つの本を、2~ 3分間あたかも1人で読んでいるかのように一緒に読むというものです。
初めはユニゾンで、2人同時に同じ文を読みましたが、個人的に結構難しかったです。隣にいる相手の呼吸を感じながら、読むスピードや区切る場所、つまりブレスのタイミングなどを合わせるのが、なかなか上手くいかなかったからです。
次は記号で交代して交互に読みました。こちらは一回目よりも心持ちやり易かったように思えました。しかし句点での切り替えは、気持ちを新たに自分のペースで読み始められますが、読点でのパスは、相手が読点に至るまでの話すスピードや感情を感じ取りつつ間髪入れずに読み進める必要があるので、その点においては難しかったです。
最後は、好きなところまで読んで相手にパスをするというのを交互にやりました。二回目同様、相手の感情を読み取って引き継ぐ難しさに加え、どこで自分に回ってくるかという緊張感が伴いました。

お芝居をする時、同じ台本が皆等しく配られて、すべての内容を知り、結末を分かった上で作り上げていきます。しかし、あくまでも演じられている人物は、次に何が起こるかも分からず、ましてや自分の結末なんて知るはずもありません。ただただ人生の中の1日を、今を生きています。そう考えると、セリフとして記されている文に自然と感情が込められて、今回のワークショップでやった時のように、相手の呼吸を感じ、気持ちを考えながら、会話のキャッチボールがスムーズにいくのかなと思います。

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