今を生きていこう

 皆さんこんばんは、劇団笛2年の井上です。もう日付は変わってしまいましたが、元気よく日記を書き進めていきたいと思います。

 さて、早いもので本番まであと二週間を切りました。「まだ時間はある」と思っていても、気付けば本番は迫っています。「時間」といものは、気付かぬうちにたってしまいます。今日はその「時間」に関連した話をしたいと思います。

 僕は去年からよく「時間」というものについて考えています。この笛日記でも、何度かテーマとして取り上げた記憶があります。今回は以前書いた日記と多少内容が重なる点もありますが、今の素直な気持ちとして書き綴るので、ご了承ください。

 僕は「今を大切に」という思いを常に抱いています。それは「今が良ければそれでいい」といった場当たり的な意味ではなく、今という瞬間に後悔を残したくない、という意味です。少し話が飛びます。今日、とある方にお話ししたのですが、全く同じ舞台、同じ演劇を再現することは不可能だと思うのです。同じキャスト、スタッフ、お客様、セット…すべての条件を同じにしたところで、過去に上演したそのままの舞台をつくりだすのは絶対に無理です。条件を整えたところで、気持ちや体調、モチベーションや感情などはその時々で変わってしまいます。よく「再演」という言葉がプロの劇団の広告には掲載されていますが、それは過去の公演を再現するという意味ではなく、全く新しいものを生み出すという意味で使われているのではないでしょうか。

 話をもとに戻します。以上のことを今の春公演に置き換えてみると、この公演がとても特別なものだと感じます。さらには、日ごろのシーン練、ワークショップ、通し、雑談に至るまで何一つ「二度目」はないということに気づきます。「今」というのは、二度と戻すことが出来ない時間です。今取り組んでいる練習も公演も、全く同じ状態、状況で経験することはもう二度とないのです。当たり前のことですが、そう考えると「今」がとてもかけがえのないもののように感じます。

 いつもいつも「今」を大切にすることは大変なことです。しかし、せっかく一度しかない「今」なのだから、真摯に向き合う方が後悔が残らないのではないか、そう僕は思います。

 少し書き足りない点もありますが…長くなってしまったので、今日はこのあたりで終わりたいと思います。
 最後まで読んで頂きありがとうございました。

                                                  劇団笛2年 井上幸助

山口大学演劇サークル劇団笛公式ホームページ

山口大学演劇サークル「劇団笛」のホームページです。 笛に関する情報を発信中!

0コメント

  • 1000 / 1000