「楽しい」とは?
皆さんこんばんは、劇団笛2年の井上です。
本日の日記は、少し感覚的なものである「楽しさ」について考えたいと思います。
とある講義で、「今まで所属した組織で、楽しかった組織は?その理由は?」といった趣旨の問いが出されました。これは経験を問う質問なので答えはありませんが、僕はこのときふと「楽しいって何?」と考えました。
漢字から推測すると「らく」が候補に挙がりますが、僕としては「らく」は「楽しさ」とはあまり結びつきません。やりがいのないところに楽しいという感情は生まれないと思います。では、何が「楽しさ」を生み出しているのでしょうか。
ここで、僕がヒントを得たのが日々の練習です。ここ数日の練習帰り、「今日の練習は何かよかったなぁ」と感じました。心なしか自転車をこぐスピードも速くなります。「よかった」というのは、つまり「楽しかった」ということです。この感覚は別の表現をすると、「充実感」ではないでしょうか。もちろん、毎日「よかったなぁ」と思う訳ではありませんが、時折そう感じることがあります。
それでは、充実感を感じるためにはどうすればいいのか、または、何が「楽しさ」を生み出しているのでしょうか。それは、ズバリ「よかったなぁ」と思わなかった日の積み重ねであると僕は思います。毎日練習していれば、上手くいかない日や調子が出ない日、考えても考えても答えが出てこず、演技を変えることが出来ない日…そういった苦悩を抱え練習を終える日も多々あるでしょう。僕はよくあります。でも、そんな日の積み重ねが「楽しかった」と思える日を生み出し、さらには本番を楽しむことにつながるのではないでしょうか。
今苦労することは将来への投資です。100%得をするとは限りませんが、その不確定さを楽しむという楽しみ方もあるのではないでしょうか。
長々と考えてきましたが、やはり「楽しさ」を定義づけするのは難しいようです。だからこそ、これからも演劇の中に潜む様々な「楽しさ」を探していこうと思います。「楽しさ」を探すという楽しさもありますね。
本日はいつも以上に長くなってしまいました…。
最後まで読んで頂いた方、本当にありがとうございました。
劇団笛2年 井上幸助
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